ICU祭勉強会 第一弾
約半年ぶりの更新。
長らく活動紹介が出来ませんでしたが、ブログ再開です…!
ユネスコクラブは1920そして21を迎え、今年度も精力的に活動しています!
21セプテンの皆さんにも入部してもらい、いっそう国際的な雰囲気になりそうです。
さて、秋学期第一回目の勉強会は、ICU祭に向けての初の勉強会となりました。
今年のICU祭ユネスコのテーマは” After Fukushima & Chernobyl”。
写真家の中筋純さんにご協力いただいて、大学の学生、教授の方々、そして地域の皆様にも原発事故に思いをはせていただく時間となればと思います。詳細はHome画面に掲載していますので、ぜひご確認ください(^^)
今回の勉強会では、VTSという手法を用いて写真をじっくりと見る機会を作り、その後に展示内容・テーマ設定に向けたディスカッションを行いました。
VTSとは、写真をじっくりと見るための手法で、今回もファシリテーターの部員が他のメンバーを先導して、「写真について気がついたこと」「写真のどの点を見てそう思ったのか」といったことについて語ってもらいました。
鑑賞した4つの写真 ~東日本大震災後、人間がいなくなった町で~
・壁の前に残された自転車が、年月を経てツルのある植物に飲み込まれていく様子を写した写真。
冬期、冬が明けてからの二枚の写真を上下に並べてある。
・町中の信号機と、その背後にある青果店の写真。信号の電気はついておらず、青果店のガラスは割れたまま。青果店二階で
は洗濯物が干されたままわずかに残る。
・宴会をしていたと思われる料亭の和室。10席ほどの宴席の奥で、洋服かけのようなものが倒れたままになっている。しか
し、卓上のコップやお皿は不自然に転がっているものもあれば、理路整然と並べられたままになっているものもある。壁掛
けのカレンダーは、3月を示したままになっている。
・野ざらしになっているお雛様の写真。髪は乱れ、頭にあるはずの冠が落ちている。着物も泥のようなものでかすかに薄汚れ
ており、その頬にも汚れがある。後ろには、黒いコンテナバッグのような何かの姿が写っている。
部員からのコメント
・暗い話が多い震災の話題だけど、この写真からはなにか希望を感じた。
・写真で撮られていた場所に関わっていたのはどんな人なのか。今どうしているのか、知りたい。
・その写真の中でどういうことが起こったのか、状況を知りたい。
・人間の存在、人間の生活が失われたのだ、という点に注目し展示を行いたい。
・時の移り変わりというテーマで見せていっては。
・来場していただいた方に、忘れかけてしまっていた「震災」について考え直すきっかけにしてほしい。
この勉強会で、部員のモチベーション、写真への関心も少しずつ高めていくことができました。
今後とも、部員一同ICU祭に向けて頑張ります!
そして、今年度もICU UNESCO CLUBをどうぞよろしくお願いします(^^)
2017 ICU Festival !!!!
”After Fukushima & Chernobyl”
今年度のICU祭では、チェルノブイリ原発事故後の街の様子、そして福島原発事故後の被災地を撮り続けてきた、中筋純氏の写真展を開催します。
人間がいなくなった町で力強く再生していく植物。あの日の様子をそのまま留めながらも、風化が見られる街の景色。
事故から6年半という月日の長さを、写真を通して感じていただければと思います。
ICU祭期間中は随時、中筋氏によるギャラリートークも開催します。またICU祭1日目には、シングルマザーとして福島から避難し、新たな街で生活を始められたICUの卒業生の方の講演会も開催します。そちらとも合わせて、みなさまに本問題を考えていただく機会となれば幸いです。
【日時】
10月21日(土)、10月22日(日)、ICU祭開催時間中
【場所】
国際基督教大学 本館203号室
(中央階段を2階まで上がっていただき、左手に進んでいただいた先にございます。ユネスコの看板が目印です)
本企画以外にも、スタディツアーや勉強会を含めた、普段のユネスコクラブの様子も展示する予定です。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
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sex telefon (Tuesday, 31 October 2017 21:42)
Rytro
sex telefon (Friday, 03 November 2017 20:15)
ferraryjka