おはようございます!
9月22日に実施された第三回勉強会は、ICU祭に向けて多くのことが前進しました。
部員の熱心な準備の様子を、みなさまにもご紹介したいと思います。
“After Fukushima & Chernobyl”
今年度のICUユネスコクラブでは、写真家・中筋純さんのご協力のもと、中筋さんが撮り続けてきた福島、チェルノブイリのお写真を通し、皆様とともに考えていく場としたいと思います。
これまでも部員間での意見交換、ご協力いただく皆様との調整を重ねてまいりましたが、今回は2時間みっちり時間を使って、今まで話し合えなかった事柄を詰めていきました。
勉強会の流れ
1.写真の選考と選んだ理由をシェア
…事前課題として、一人一人が中筋さんの写真の中で特に印象に残ったものを2,3枚ずつ選び、その理由を考えてきました。
勉強会ではその写真を全体でシェアして、その理由もホワイトボードにまとめていきました。
これにより、それぞれが写真について持っている思い、祭当日のお客さんに何を感じてほしいのかが少し見えてきたと思います。
2.展示のテーマを設定
…写真の選考を通じて見えてきた、中筋さんの写真から感じたことを大き
く4つの概念にまとめました。
私たちが共通して感じた写真から受ける概念は、
・自然の偉大さと人間の儚さの対照性
・震災という悲劇
・破壊の中に垣間見える人間らしさ
・原発事故、現代文明に対する皮肉 となりました。
3.では、お客さんにどんなことを感じてもらいたいか?
・原発の問題は敬遠しがち。だけど、自分と同じように生活していた人たちがそこにいたんだ、とわかった。この問題を敬遠しがちだった人に見てほしい。
・解釈は人それぞれ、だけど、何か感じるものがあるようにしたいし、忘れていた人には思い出してほしい。
・自分自身も、この問題を身近に感じていなかったことに気がついた。エピソードなどを載せて身近に感じてほしい。
4.効果的な展示方法は。イベントとしてどんなことをやっていくか。
こちらは現在も調整中です! 本当にたくさんの意見が出ましたが、さてどうなるか。
当日の成果をぜひご覧ください。
その後、サークル内で役割分担をし、勉強会を終えました。
9/29には、中筋さんとのミーティングを控え、いっそう力が入ります。この様子もブログやFBにてご紹介しますね!
”After Fukushima & Chernobyl”
今年度のICU祭では、チェルノブイリ原発事故後の街の様子、そして福島原発事故後の被災地を撮り続けてきた、中筋純氏の写真展を開催します。
人間がいなくなった町で力強く再生していく植物。あの日の様子をそのまま留めながらも、風化が見られる街の景色。
事故から6年半という月日の長さを、写真を通して感じていただければと思います。
ICU祭期間中は随時、中筋氏によるギャラリートークも開催します。またICU祭1日目には、シングルマザーとして福島から避難し、新たな街で生活を始められたICUの卒業生の方の講演会も開催します。そちらとも合わせて、みなさまに本問題を考えていただく機会となれば幸いです。
【日時】
10月21日(土)、10月22日(日)、ICU祭開催時間中
【場所】
国際基督教大学 本館203号室
(中央階段を2階まで上がっていただき、左手に進んでいただいた先にございます。ユネスコの看板が目印です)
本企画以外にも、スタディツアーや勉強会を含めた、普段のユネスコクラブの様子も展示する予定です。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
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