ベトナムST 2日目 ベトナム友好村・在越日本大使館

こんにちは、17のかなえです。

2日目の今日は、ベトナム友好村と日本大使館を訪問してきました。

プロジェクトを担当した私から、今日の振り返りをお送りします!


まず、ホテルで朝ごはんにフォーを食べた後、ベトナム友好村へと向かいました。

市内中心部からしばらく行くと、あまり舗装されていない道に。渋滞もあって、タクシーで1時間弱かかっての到着でした。



・ベトナム友好村

ベトナム友好村は、ベトナム戦争で散布された枯葉剤によって被害を受けた子供たち、および退役した米軍兵士の方々が暮らす施設です。退役米軍兵のジョージマイゾー(George Mizo)氏が、1988年に計画を立ち上げ、日本を含む各国の協力のもと設立・運営されています。現在は6〜18歳、合わせて120人程の、何らかの障害を抱えた子供たちが暮らしています。


友好村に着くと、優しそうな村長に迎えられ、その後各教室を案内していただきました。海外からの訪問客が途絶えない施設で、子供たちも全く動ぜず慣れた様子。症状によってクラス分けがなされており、比較的軽めの子たちは職業訓練も受けていました。彼らが作った洋服やポーチなどの布製品は可愛らしく素敵で、部員もみんなで購入しました。その後20分程度子供たちと遊ぶ時間をいただき、シャボン玉や折り紙を通して、近くでふれ合うことができました。


今回の訪問の目標としてあったのは、「まず現実を知って、何かしらの思いを抱くこと」でした。

私の感想を述べると、一観光客に過ぎず、見学や買い物しか出来ない自分を実感しました。しかし、商品の売買によって支援金が生まれたり、この訪問が問題をより深く考える契機になったりと、プラスの面も勿論あります。

既に出来た循環の中で自分はどのように動くか。

考えさせられる時間でした。


部員からは、

・施設数は後遺症を抱えた子供たちの数に追いついていないのではないか

・子供たちは卒業後はどうするのか

・手に職を付けて社会の一員となれる一方で、親元を離れ社会から隔離されてしまうというジレンマもある

・差別意識などを無くすため、ふれあう機会の大切さ

などの感想や意見が挙げられました。

それぞれに感じることがあり、目標は果たせたと思います。


・市内散策

さて、ハノイ中心部まで戻り、お昼はローカルなお店でブンチャーを食べました。

米粉を使ったブンという麺にお肉などを混ぜて(チャー)いただきます。

地元の料理店で少し緊張しましたが、とても美味しい!濃厚な味でした。


その後、シルク通りやカフェ通りをゆっくり散策。

ベトナムコーヒーやプリンを堪能し、心と体も幸せな時間を過ごしました。






私が印象的だったのが、スーパーのお話です。昨日今日と散策した際、小売店が多くスーパーを見かけないな、と感じていました。それについてお伺いしたところ、煩雑な手続きのために大型店が進出しづらいことや住民のニーズの低さなどを理由として教えてくださいました。また、類似した店舗が同じエリアに多くあるのは、個人が土地所有出来ないため、店を拡大することが出来ず他店がどんどん真似をするから、また客側も「○○を買うならここ」という認識でいるためかえって便利だから、というお話でした。

他にも時間目一杯にお話をしてくださり、とても勉強になりました。


部員からは、

・セキュリティの厳しさ(台湾との差)

・日本一元論ではなく、ベトナムに見習うべきルーズさもある

・自動車・バイクは速くて危ないと思っていたが、遅く走ると聞いて驚いた

・同様に、治安はそれほど良くないと思っていたが、東南アジアの中でかなり良いと聞いて驚いた

などの声が上がりました。


夜は近くのレストランで済ませて、早めにホテルへ戻りました。

ゆっくりとしつつも、充実した時間を過ごせた1日でした。



明日は盛りだくさん、ホーチミン廟やバチャン村訪問、交流会を予定しています!

それでは、17かなえでした。

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Comments: 1
  • #1

    ニヘイ ヒロシ (Friday, 15 April 2016 19:27)

    たまたま読ませてもらいました。
    私はすでに70歳を超えていますが、サイゴンに1人で定住しています。
    ベトナム歴は戦争以来約半世紀になります。
    2ヶ月前にまぐまぐ!にエントリーしました。
    遺言のつもりです。
    ‘ベトナム半世紀’で検索して、日越の知識を得てください。